子供の病気 よくある症状と対処法
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○次の場合には、すぐに病院に連絡して受診しましょう。
・きげんがいちじるしく悪く、あやしても泣き止まない。
・嘔吐(おうと)や下痢がひどく、ぐったりしている。
・脱水状態(おしっこが8時間出ない、水分が飲めない)。
・息が苦しそう、顔色が青ざめている。
・意識がぼんやり、痙攣(けいれん)を起こしている。
・3ヶ月未満児の、38.5度以上の発熱。
◎38度以下で、顔色も良くて食欲もある。
このような場合はたいてい、受診は明日でも大丈夫!!
水分をしっかりとって、お家で様子をみましょう。
以下に、お子さまによくある症状とその対応方法を載せております。
まずは落ち着いて、しっかりとお子さまの様子をみてあげてください。
発熱
子どもは急な発熱が多くあります。
熱が出ても慌てず、お子さんの全身状態をよくみてあげてください。
◇対処法
・こまめに水分補給を行います。(湯ざまし、イオン飲料水等)
・脇の下や首の周りを氷・冷却シート等でやさしく冷やします。
・発熱時は寒気がおきますので、暖かい状態を保ちます。
・食事は無理に与える必要はありません。体が安定してから徐々に食べさせてあげてましょう。
けいれん
乳幼児は、様々な原因でけいれんを起こすことがあります。
小児期前半は、脳の急速な発達により脳の未熟性と盛んな脳代謝が原因となりひきつけを起こしやすくなります。
乳幼児は特に、様々な原因でけいれんを起こすことがあります。
◇対処法
・子どもの痙攣はそのほとんどが熱性痙攣で、通常5分以内に終わります。
・痙攣が5分以上続く場合はテンカンや髄膜炎などの場合もありますので、早急に病院へご連絡いただくか、救急車をお呼びください。
・また、嘔吐がある場合は吐物を気管に詰めることがあるので横に向けてください。
嘔吐
生まれてから小児の時期まで、ごく普通に起こる症状です。
吐いた後、機嫌がよくスッキリした表情であれば問題ありません。
顔色・体調が明らかに悪いようでしたら受診するようにしてください。
◇対処法
・基本的に子どもによくみられる症状ですので、慌てずにしっかりと様子を見てあげるようにしてください。
ひどく咳き込む際にも嘔吐する場合がありますが、心配要りません。
・しかし顔色が悪かったり体がぐったりしているなど、普段と明らかに違う様子がみられるようでしたら早めに受診するようにしてください。
咳(せき)
咳は、気管に細菌や異物などが入り込まないようにするため防御反応です。
長続きしていたり、本人が苦しそうにしているわけでなければ問題ありません。
◇対処法
・こまめに水分補給を行います。(湯ざまし、イオン飲料水等)
・室内が乾燥していると喉に大きく影響を与えます。適度な湿度を保つように空気を調節してください。
※呼吸が以上に早い、または荒い場合や顔・唇の血色が非常に悪い場合は早めに病院へ連絡をしてください。
腹痛
子どもの腹痛は日常的なものです。
基本的には落ち着いて様子を見るようにしてください。
◇対処法
・まずは下痢や吐き気、発熱などの確認を行います。
・おなかがはれていないか、部分的に痛がっていないかを本人に確認します。
・トイレに行かせることも大切です。
・症状が軽い場合には、イオン飲料水や薄いお茶などを飲ませてあげるのも有効的です。